Citizen Sleeper - レビュー・評価・同時接続数
Citizen Sleeper(Citizen Sleeper)
⭐ 日本語レビュー(106件)
💬 共感が多いレビュー
毎日ランダムに配られる1~6のダイスを使ってミッションをこなし話を進めていく ビジュアルノベルライクなゲーム。上記の事から完全運ゲーに思えるが、スキルを 解放して行くと結構良い目を出しやすくなる。凄く練られたゲームバランスだ。 そしてやはり特筆すべきはこのシナリオだ。丁寧に訳された日本語版はさながら 上質な海外小説。ラノベやセリフばかりのアドベンチャーゲームに慣れた人には ちょっと読み進めるのが億劫かもしれない。が、文章を読むのが苦でない人には 断然おすすめできる一作。なんにしろセンテンスがおしゃれ。いちいち言葉が かっこいい。壮大なスペースオペラ、サイバーパンクな要素の中に、 ひりつく緊張感も、心揺さぶる感動もきちんとある。 時折同じ文章が2ページ続いたり、達成してないのにイベントが進んだり、 エンディングらしからぬ場所でスタッフロールが流れたり…といった、 ほんの少し「?」と思う所はある。あと欲を言えば、SF用語やこの作品ならではの 専門用語がとにかく多いので、「用語集」や「人物紹介」などのデータベースを ゲーム画面から確認出来るような機能があればもっと作品に没入出来たかも。 それでも本当にこの上質な文章の虜になりました。ノベルゲーでまる一日 時間溶かしたのは初めてでした。
「計画的陳腐化(Planned Obsolescence)された魂。―企業の所有物である『私』が、宇宙の吹き溜まりで『生きる意味』を拾い集める物語」 ストーリー 企業の所有物として労働に従事するために、人間の意識をデジタル化し、人工の義体へ移された存在「スリーパー(Sleeper)」 あなたは巨大企業エッセン・アープから脱走し、無法の宇宙ステーション「アーリンの瞳(Erlin's Eye)」へと漂着する。 しかし、自由の代償は大きかった。企業による追跡、そして定期的に安定剤を摂取しなければ崩壊して死に至る、欠陥だらけの身体。スクラップ回収、荷運び、ハッキング。 あなたは生き延びるために、今日という日を「サイコロ」に託して労働に励む。 概要 TRPG(テーブルトークRPG)のシステムと、サイバーパンクなテキストアドベンチャーを融合させた異色作。 毎ターン開始時に振られる「ダイス」の出目が、その日の行動力と成功率を決定する。高い出目(6)なら難易度の高いハッキングや危険な労働に使い、低い出目(1)なら安全な雑用や自己メンテナンスに回すといったリソース管理が鍵となる。「ギグ・エコノミー(単発労働)」に追われる日雇い労働者の焦燥と、そこで出会う人々との交流を描く。 感想 宇宙の片隅で見る夢は美しい。だが、その労働(ゲームプレイ)はあまりに退屈だ。 まず、世界観の構築(ワールドビルディング)は「見事」の一言に尽きる。 煌びやかなネオン街ではなく、錆びついた宇宙の吹き溜まり「アーリンの瞳」そこで生きる人々や、自分自身が「人間でも機械でもない」中途半端な存在(スリーパー)であるという悲哀。テキストを読み進めるほどに、この孤独な主人公が「自分は何者なのか」を探す旅路(ナラティブ)に深く引き込まれていく。 しかし、その素晴らしい物語体験を、肝心のゲームシステムが阻害してしまう瞬間がある。 TRPG風のダイスシステムは、最初は新鮮だ。自分の運命をサイコロに委ねる緊張感がある。だが、中盤以降はそれが「ただの作業」へと変わる。朝起きてダイスを振り、出目を見て、適切なスロットにドラッグ&ドロップする。この繰り返しだ。 特に運悪く低い出目(1や2)ばかりが出たターンは悲惨だ。 何もできず、ただリスクを避けて時間を潰すだけの「虚無の時間」が流れる。この単調な反復作業と、運による停滞感(倦怠)は、物語のテンポを著しく悪くしており、後半になるほど「早く続きが読みたいのに、また労働か」というストレスを感じさせるのが非常に惜しい。 評価 【GOOD】 ・「アーリンの瞳」という緻密に練り上げられた世界観と、そこで懸命に生きるキャラクターたちの描写が素晴らしく、テキストを読む手が止まらない。 ・スタイリッシュなキャラクターデザインと、孤独感を煽るアンビエントなBGMが、サイバーパンクの「侘び寂び」を見事に表現している。 ・TRPG的なスキル判定をデジタルゲームに落とし込んだアイデア自体は秀逸で、リソース管理の緊張感を生んでいる(序盤は) 【BAD】 ・ゲームプレイの単調化。 やることは終始「ダイスを振って配置する」だけであり、イベントが進まない時の反復作業が苦痛になりがち。 ・運要素への依存度が高く、ターン開始時のダイス目が悪いと、どんなに戦略を練っても「足踏み」を強制される理不尽さがある。 ・日本語翻訳は概ね良好だが、専門用語や独特の言い回しが多く、テキスト量が膨大なため、読むこと自体に疲れてしまうプレイヤーもいるかもしれない。
世界観、ゲーム内のビジュアル、UI、BGM。全てが《美しく》《かきたてられ》《落ち着いた》素晴らしいものだった。 生活感のあるSF、というべきだろうか。果てのない宇宙はただ見つめることしかできない。ゆっくりと朽ちていく自分のものではない自分の身体を抱えて、同じくどこもかしこもボロボロで限界が近いちっぽけなステーションの中を彷徨う。「どこまでいっても自身は異物である」という底冷えのするような孤独感と、「今日もここで眠ることができる」「生きている」という安堵感が同居している日々。 そんな中で少しずつ“生活”が作られていく。安全な働き口、手取りの良い稼ぎ方、必要なものの値段、食事にありつける所……。なにもかも手探りで、当然痛い目にも遭うが、ちょっとしたこと(例えばすごく美味しいキノコ料理を食べられたとか)が「生きよう」という気持ちを積み重ねてくれる。こうして“瞳”に根を張っていった軌跡が、いつしかかけがえのない人生になっていることに気づく瞬間がある。それは間違いなくこのゲームの魅力だと思う。 TRPGプレイヤーとしては、このゲームのロールプレイングゲーム的側面にも注目したい。 ルールをざっくり説明すると、毎日の最初に決まった個数のダイス(=サイコロ)を振り、出たダイスの出目を消費することでひとつひとつの行動を行うことができる。消費するダイスの出目が高いほど行動の結果は良いものになりやすいが、先述の通り1日に使えるダイスの個数は限られているので、どの出目をどの行動に消費するかの判断が必要だ。 この「一日の中でダイスをやりくりしていく」感覚が良い。まさに“生活感”がある。システムとして面白い。 主人公の体調は日々悪化していくため、だんだんと一日の初めに振るダイスの数が減る。ダイスが減れば単純に、できることが減る。自分の体が弱っていく確かな手触りが生まれる。(※回復手段もあるのでご安心を) 物語の途中でハッキングができるようになると、これまた選択肢が増える。 面白い。世界観のシステムへの組み込み方が面白いRPGは、良いRPGだ。 自分が行動しない限りゲーム内時間が進むことはないため、状況としては駆り立てられることがあってもゲーム上は決して急かされることはない。一手ずつ自分のペースでじっくり考えることができて、ありがたい。 リアルタイムで減少するリソースや恐怖演出に焦らされるような体験が苦手な人にはとてもおすすめだ。 そしてやはり最大の魅力はストーリーと描写文だろう。膨大すぎるのと私の理解力不足で上手く紹介することができないが、とにかく文字を読むのが大好きな人はお喜びください。沢山あります。 SF世界観の未来で生きる、かなり厄介な“訳アリ”の、特異な体を抱えた主人公。その五感が浴びている世界を、鮮やかな質感をもって描いている。とてもかきたてられる描写の数々を味わえる。 加えて、物語の原動力となっているのが“瞳”に暮らす人々の情だと思う。もちろん利益のための関係だってあるが、ポジティブなものにしろネガティブなものにしろ常に「情」があって、「情」によって運命が動かされていた。そんな印象が残っている。 数多くの登場人物たちと同時並行で関わりながら、やがて第二の故郷をどこに据えるのかという人生の命題と向き合うことになる主人公。果ては“アーリンの瞳”全体を揺るがす変化の渦に飲み込まれるかもしれない。ただ、きっとそのときには、プレイヤーはどうしようもなく“瞳”を愛してしまっているんじゃないだろうか。“瞳”に生きる人々と生きてしまったから。どんなに酷い場所だったとしても、生きていた事実は消えない。 いわゆる人外キャラクターが好きな人にも触れてみてほしいパートがある。主人公がデータネットワークの世界に潜入できるようになってから、そこで出会う存在たち。ビジュアルと各々の在り方がとても魅力的で、私のイチオシである。機械やプログラムが“生きている”描写は良いものだ。 それと、元々私はノンバイナリーのキャラクターが登場すると聞いてこのゲームを始めたところもあり、多様なキャラクターの描き方についてもある程度安心してよいのではないかと思う。(見落としがあったら申し訳ない。) 実はまだ一つのセーブデータでしか遊んでおらず、初期クラスも採掘人しか触っていないので、もう一周ほど遊んでみるつもりだ。回収していない実績もあるので見ておきたい。 (ちなみに、採掘人の初期スキル「光合成スキン」は使いどころが難しく持ち腐れてしまった。行動用のダイスは貴重なので序盤は特に浪費したくないし、ゲームが進むと高効率の活力回復手段にさほど困らなくなる。) 最後にあの、本当にTRPGのルルブ出してくれませんか? 毎サイクルじっっっとりと自分の体が弱っていくのを感じながら、ダイスをやりくりしたいんすよ。チット稼いでキノコ食いつないで、人の情けに縋って縋られて、その日暮らししたいんすよ。自分、“瞳”で生活したいんすよ。 えっ自分が知らないだけでもうどっかで出てたりします???
雰囲気と取るか、大味すぎると感じるか、それが問題だ セール時そこそこ割引を効かせた1&2バンドルで購入。 フルプライスだとおすすめしづらい(だが圧倒的に悪いわけでもない微妙な)ラインです。 ・ゲーム性について TRPG、CTRPGライク系SFです。 ターンごとにダイスを振って判定値に応じてパフォーマンスを出して進める感じです。 だがそれは雰囲気止まりの話で、実際にTRPGにある戦略性や自由度が得られるわけではなく、 展開も選択も物語も一本道で、プレイヤーの意志はあってないようなものです。 戦略性や自由度が用意されていないため、基本進行はポイント&クリックより D&Dマウス作業が多めの雰囲気フレーバーを読み進める作業です。 ・世界観や物語 前項と関連して、ゲーム性の比重が軽いならば、 物語や世界観メインのテキストベースADVとして見るのですが、 ここらへんもまた個人的には大味薄味ご都合ではないかと感じる部分が多く、 キャラクターデザインや人間ドラマに愛着がなかなか抱けないこともあり、 モチベーション維持が厳しいものとなりました。 ・日本語翻訳 一般的なゲームよりはクオリティの高いほうです。 しかし非一般SF用語の作中オリジナル固有名詞だけは なぜか漢文でもない中国語っぽいガタつく訳ばかりを選ぶようで、 個人的に用語説明が連続する会話文では非常にストレスで、カタカナ語や日本語に馴染む 普通っぽい訳ではダメな方針と縛りなのかと残念に思いました。
好みや相性もあるとは思いますが、このゲームの面白いポイントが理解できず、個人的にはお勧めできないです。 また、ゲームシステムの説明が多い&分かりにくい点に対して疲れてしまいました。
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💻 スペック情報
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS *: Windows 7+
- プロセッサー: 64ビットのプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- メモリー: 4 GB RAM
- グラフィック: DirectX 11対応GPU
- DirectX: Version 11
- ストレージ: 2 GB の空き容量
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
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惑星間資本主義の荒野で生き延びろ。あなたは企業の束縛を逃れ、宇宙の辺境の荒廃したステーションに流れ着いた労働者だ。テーブルトークRPGを彷彿とさせる自由度の高い世界で、ステーションを探索し、友人を選び、過去を断ち切って未来を掴もう。

















