ファーストパーソン・・アドベンチャー? この作品のページが気になった時点で多くの人が知っている(であって欲しい)のが、故H.R.ギーガー氏。SFホラーの一つの形を確立したと言える映画、エイリアン(1979)のデザイナーだ。機械と肉体が混ざった、と言うよりは肉体で構成された機械で作られたデザインとそのクリーチャーは、多くのクリエイターに多大な影響を与えた。この"ゲーム"は、その世界観を窒息する程に濃厚に味わえる一品と言える。ギーガー氏のデザインである以上、特に終盤はエログロ要素が強いので注意。 ゲーム内において、テキストは操作方法以外に出力されない。台詞は一切無いし、販売ページにおいても”ゲーム内が全て”と書かれており、読んだり聞いたりしたことを解釈するというよりは、体験を大事にするタイプのゲームである。全体として戦闘は少なく、シューターというよりはウォーキングシミュレーターのほうが遥かに近いと思う。戦闘よりも多大な時間を費やすのが、世界の鑑賞とパズルの時間だ。世界の作りは完全に「H.R.ギーガーの世界を散歩する」事に特化している。アセットの使いまわしは、スイッチ等を除くと最小限に抑えられているように感じられるほどに各場面は作り込まれているし、ロード画面もコンティニュー時を除き発生し無いように設計されており、シッカリ没入できる。その生物のパーツで作られた機械工学的デザインの中で解くパズルは・・解いているのが筋肉と健と骨の集合体の上であるという点を除いては、思った以上に普通のパズルである。「世界独自の理論で作られた仕掛け」も当然ある。何度も使う操作パネルは、レバーやスイッチでは無く神経接続を直に読み取って操作するような、直感的な操作が可能そうなものだ。しかし、自分がやたらと時間を取られたパズルは、序盤のスライディングブロックパズルと中盤の回転連動パズルであり、後半にも連動迷路パズルがあったのはハッキリ記憶している。特に回転連動パズルはパズルピースの構成の都合上なのか、どのピースどうしの回転が連動しているのか、どれがどのくらい回転させてあるのか、極めて読み取りにくいという難点がある。この回転連動パズルは計2箇所で解く必要があるのだが、私の場合1個目は長時間の強引なトライアンドエラーで突破し、2つ目を見た時は即座に攻略動画を見て対応した。エリアの構成も、「入口にあからさまに鍵のかかったエリアがある→奥に行くと、その仕掛けを解くための仕掛けを解くための仕掛けを・・→最奥から逆順で仕掛けを解いて戻る」という構成に、異常なまでに凝り固まっているのを強く感じてしまった。このあたりはプレイ時間稼ぎなのか開発者の発想の不足なのか分からないが、戦闘を増やすなり超理論の仕掛けで代替するなりして欲しかった。また、寄り道が本当に無いし、脇道にそれるとあからさまに(不)透明な壁があるのもかなり気になった。 戦闘は世界観の補助という感じで、構成要素がシンプル。敵の種類が4種類程度で、同時最大出現数も多くて3体位まで。武器はキーコンフィグで分かるとおり4つあり、いうなれば蒸気圧ハンマー・リボルバー・ショットガン・グレラン。武器の入手ペースは緩やか。弾薬と回復薬は壁に比較的分かりやすく配置されており、死体の山に用は無い。弾薬も回復もピタピタに設置されている感が非常に強く、一箇所でも見落とせば難易度がバグじゃないかって思うほどに跳ね上がるだろう。また、被ダメージもかなりタイトに設計されているクセに弾薬に余裕が無いので、一番見かける敵は状況に応じてハンマーでほぼ無傷でしばく必要がある。どの武器もエイムの収束時間や構えまでの速度に難がある(構えないと攻撃出来ないのに移動速度がメチャメチャ低下する)ので、見た通りヒョロヒョロの人間がギリギリ生きている感が出ている。・・だが、それは致命的な欠陥により崩れやすい。物資をタイトに作った反動もあってか、チェックポイントの間隔が長過ぎるのだ。1体始末するのもやっとの思いなのに、死んだら3グループも前の戦闘前まで巻き戻ったりして非常にキツい。回復がタイトなので、2グループ目でボロボロになったらその時点でロードしたほうが速いのだが、チェックポイント通過時になんのアナウンスも無いのでプレッシャーは抜けない。そして、チェックポイント通過時点でボロボロ、かつ戦闘確定だと死亡が簡単に嵩み安くなり、敵が脅威ではなく本当に面倒なだけの存在になる。一応、静かにやり過ごすことが可能な場面もあったり、特に往復場面での帰り道の敵は通路の幅によっては走り抜けたほうが消耗が少なかったりするので、出来が悪いと言うよりはシステムの割を食っているという感じだ。一応終盤にボス戦もあるが、これも舞台装置としての意味合いが強いと思う。 開発に当たって当時は様々なゴタゴタがあり、それは暗い影を落としていると感じる。水増しされた設計を考えると、フルプライスだとかなり強気に感じるだろう。しかしながら、今始めて知った人が75%以上のセールで買い(2026年春に90%OFF)、そして静かな気持ちで世界を堪能するぶんには、十分にオススメ出来ると判断した。
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Scorn - 日本語レビュー104件・全言語レビュー18,674件・評価・同時接続数
⭐ 日本語レビュー(104件)
67%
賛否両論
🌐 すべての言語レビュー(18,674件)
77%
ほぼ好評
言語別の評価(タップで共感レビューへ)
💬 共感が多いレビュー
🇯🇵 日本語の評価 賛否両論 (67%)
· 104件
👍 Good
「気持ち悪い」「不気味」と言ったイメージで食わず嫌いするには、もったいないゲームです。 ティザーでは、不気味なゴア表現多いのホラーアドベンチャーかと思いますが、中盤以降、急にメッセージ性を帯びてきます。 BGM無し、文字情報無しなので、プレイヤーが世界観や風景からメッセージを汲み取る必要がありますが、だからこそ、各々の解釈が許されるゲームです。 RPGの様に、進んでいくストーリーを受け止めているだけでは、楽しみきれない作品です。 プレイヤー自ら、与えられた情報から、ストーリーを紡いでいく必要があります。 故に、感受性の低い方、芸術的感性に乏しい方、哲学的思考が嫌いな方は、「退屈」「グロいだけ」と捉えかねません。 それらを持ち合わせた人には、とてもオススメできる作品です。
本編は何の説明もなしに始まり、終わる。だからこそ物語をいろいろなとらえ方や考察をしてみるのも面白い
👎 Bad
誘導がマジで下手くそなのでどこに行けばいいかわからなくなってめっちゃイライラする クリアまでやってみるつもりだけど今のところはお勧めしません💩
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💻 スペック情報
最低
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10
- プロセッサー: QuadCore AMD Ryzen 3 3300X / Intel Core i5-8400
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1060 (3 GB)
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 50 GB の空き容量
- 追記事項: SSD (Solid State Drive)
推奨
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10/11
- プロセッサー: AMD Ryzen 5 3600/Intel Core i7-8700
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 2070 (8 GB)
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 50 GB の空き容量
- 追記事項: SSD (Solid State Drive)
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※ 価格などの最新情報はSteamストアページにて改めてご確認ください。
Scorn
Scornは、奇妙な形や重苦しい空気が漂う悪夢のような世界で展開される、独特なホラーFPSアドベンチャーです。
¥ 4,180
コストパフォーマンス ¥697/h
↗ Steamで詳細を見る
※平均プレイ時間から算定
日本語UI対応
開発元Ebb Software
パブリッシャーKepler Interactive
発売日2022年10月14日
発売ステータス発売中
日本語レビュー賛否両論 (67%)
全体評価ほぼ好評 (77%)
Steam同接54 +86% (7d)
平均プレイ時間6時間
コントローラーフルサポート
対応OSWindows
ジャンルアクション, アドベンチャー, インディー
公式サイトリンク ↗
カテゴリ
シングルプレイヤーSteam実績フルコントローラサポートSteamトレーディングカードSteamクラウドファミリーシェアリング
対応言語
英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語, スペイン語 - スペイン, ブルガリア語, チェコ語, デンマーク語, オランダ語, フィンランド語, ギリシャ語, ハンガリー語, 日本語, 韓国語, ノルウェー語, ポーランド語, ポルトガル語-ポルトガル, ポルトガル語-ブラジル, ルーマニア語, ロシア語, 中国語(簡体字), スペイン語-ラテンアメリカ, スウェーデン語, 中国語(繁体字), トルコ語, ウクライナ語, ベトナム語, アラビア語, タイ語












